市場のしくみ
- 開設者
- 卸売市場を開設して施設の維持管理、業務規程に基づく承認等を行い取引が公平・公正に行われるよう指導監督を行います。
- 卸売業者
- 生産者、出荷者などから仕入れた青果物、水産物をせり売、相対取引で仲卸業者、買参人などに販売します。
- 仲卸業者
- 市場内に店舗を持ち、卸売業者から仕入れた商品を貯蔵加工したり、小分けにして買参人や買出人などに販売します。
- 売買参加者
- 買受人として開設者の承認を受けた小売り業者、大口需要者で卸売業者からせり売や相対で商品を買受けます。
- 買出人
- 買出人として開設者の承認を受け、仲卸業者から商品を購入し、一般消費者に販売する小売業者(売買参加者は除く)及び大口消費者を言います。
- 関連事業者
- 市場外にある業者向けの関連商品を扱う店舗。一般消費者も自由に出入りして購入することができます。
市場の歴史
昭和46年7月1日卸売市場法(大正12年に制定された中央卸売市場法は廃止)が施行され、栃木県は翌47年1月1日栃木県卸売市場条例を施行しました。
同年県内47市場を12市場に統合することを骨子とした栃木県卸売市場整備計画が策定され、足利市においても市場を公設として整備するよう市内3市場(㈱丸足足利海陸物産市場、㈱足利中央魚菜市場、東京南部青果㈱)の代表者から連署をもって市長あてに要望書が提出されるなど「民間主導型」の運動が展開されました。
市場の整備、運営等について調査研究を進めてきた「卸売市場整備推進協議会」(昭和48年10月15日設置)から昭和49年9月4日、公設市場として整備運営するよう市長に答申がなされ、これを受けて市は翌50年4月1日卸売市場開設準備室を設置、卸売業者の統合、市場の施設の建設など、その具現化に着手しました。
卸売業者については、既存の㈱丸足足利海陸物産市場、㈱足利中央魚菜市場、東京南部青果㈱及び、㈲野手商店、永井商店の2問屋が合併し、足利青果㈱(資本金6千万円)が設立されました。
また、既存の㈱丸足足利海陸物産市場水産物部と㈱魚利商店、㈱魚松水産、旭水産㈱、㈱川徳商店、㈱山ヨ商店の5問屋が合併し、足利海産㈱(資本金8千万円)が設立されました。
さらに、既存の㈱丸足足利海陸物産市場、㈱足利中央魚菜市場の関連卸売店舗内で青果、水産物を取扱っていた業者を青果部・水産物部の仲卸業者として収容することとしました。
市場施設は、既存3市場のうち国道50号線バイパスと県道(現国道293号線)の交差する交通至便の地に位置する㈱丸足足利海陸物産市場(現在地)を利用することとし、土地については、52,226平方メートルの全面積について60年間の賃借権を設定して市が借受け、既存の建物、構築物等のすべてを買収、卸売場は改造して水産物卸売場とし、青果卸売場棟の新設、関連商品売場棟の改築等昭和51年10月に全施設の整備を完了しました。
昭和52年2月11日栃木県知事の開設許可を受け、同14日卸売業務を開始しました。
また、栃木県卸売市場整備計画に基づき、拠点的総合市場としての機能の充実を図るため、平成元年11月に花き部卸売場建設工事に着手し、平成2年3月完成、同年4月19日開場、同年4月23日卸売業務を開始しましたが、平成25年9月に撤退しました。
平成29年12月12日栃木県知事の開設認可を受け、平成30年1月5日㈱丸足足利海陸物産市場が開設者となり、公設から民間に移行しました。平成30年5月に新施設建築に着手し、令和元年8月完成。同年9月24日に新施設での業務が開始となりました。
令和2年6月21日卸売市場法改正により、栃木県知事の地方卸売市場の認定を受け現在に至る。
会社概要
- 株式会社 丸足
- 代表取締役 石内昭男
- 栃木県足利市福居町254―1
- TEL.0284-72-8335
- FAX.0284-72-8884
- 資本金4800万円